Y’s STUDIO

角松敏生「ODAKYU SOUND EXPRESS」第141回(10/12/18)放送レポ



No.141     (2010.12.18)    ゲスト:林田健司




80.0東京FMをお聞きの皆さん、こんばんは。角松敏生です。

今夜のODAKYU SOUND EXPRESSは、

特別企画、

「角松敏生、林田健司ラジオ対談、日本の音楽業界を斬る」

お届けします。

さあ、まぁ、デビューにおいて、約10年の

この、時間の差がある、僕と林田健司さん。

どんな話の展開になって行くのか、楽しみですね。

あなたの耳でご確認ください。

♪♪♪・・・「Knockin' On Heaven's Door 」Randy Crawford


角:え~、と言うことで、え~~、今日は林田健司さんと

     いろいろと、あの、対談してくれって言うんで、

林:はい。

角:よろしくお願いします。

林:よろしくお願いします。

角:う~んと、林田健司デビュー、1991年。

林:はい。

角:んで、角松敏生デビューが1981年。

     これまぁ、約10年間の差がある訳でございますけど、

林:はい

角:え~~と、林田君デビューした時はもう、デジタル?アナログだった?

林:え~~と、それは?

角:マルチ

林:マルチは、デジタルでした。

角:デジタルになってました。

林:アナログもありましたけどね、

角:回ってはいた?

林:えぇ。僕がアナログが好きだったので、

     アナログでわざわざ取り込んだ後、デジタルに入れていました。

角:まぁ、それは良くやりますね。

林:はい。

角:でも、まだ、アナログが回っていた時代

林:そうですね。

角:だよね。

林:角松さんの頃は、まだLPだったんですか?

角:LPだった

林:レコード盤

角:CDはなかったですね。

林:ですよね。僕の頃は、もう、それがCDになっちゃっていたんです。

角:あ、そうか~。作品がオールCDだった。

林:もう、すんごく悔しくて・・・

     やっと、こう、自分のLP盤を見たかったんですけど、

角:なるほど、。自分はLPで、そういうものを、

     ジャケットをね、胸に抱いてレコード屋から帰って来たみたいな、

     時代があったから、

林:ええ、もちろん、そうなんですけど。

     どうしても、見たかったんですけど、見ていないです。

角:なるほど~。

林:これが一番残念ですねぇ~。

角:もう、だから、自分がこの世界に入ってきたら、

     メディアが変わっていたって、これ、凄いねぇ。

林:ううん。

角:でも、まあ、あのぉ~、今、そのぉ~、

     CDが売れないっていう話になっていますけど、

     これはもう、あの、一つは、ある人が言っていましたど、

     配信?音楽配信とか、そういうことが始まることによって、

     その、パッケージの、意味合いが

     あんまり無くなって来たんではないかみたいなこと

     言う人が居るんだけども、実際、配信も伸び悩んでいるみたいね。

林:うん。

角:そんな言うほど、じゃあ、配信が凄いかっていうと、

     実際、成績にはそんなことなくて、

     あのぉ、やはり、一番大きな原因と言うのは、

     コピー文化なんだそうですよね。

林:あぁ~~。完全にそういうことだと思いますね。確かにね、う~ん。

角:どっかに、やっぱり、こう、なんて言うのかな、

僕なんかね、僕、思うんだけどね、CD無くなりゃいいなと思うんだけど。

林:う~~ん。

角:CD、無くなってしまって、CD無くなったら困るでしょ?

     みたいな人が絶対いるじゃないですか。

林:はい。

角:そういう人たちのために、高く売るんですよ。

林:う~~ん。なるほどね。

角:5000円ぐらいで。

林:うん、うん。

角:本当に音楽を、○○スピーカーの前で聴きたい人は。

     CDってちょっと高いけどね!って。みたいな・・・

林:あぁ、、。


♪♪♪♪・・・・  「  A Place In My Heart 」 Maze feat.Frankie Beverly



角:要するに、CDでも、ブルーレイでもいいんですけど、

     やっぱり、本当に、その音楽をきっちり、

     スピーカーの前で聴きたい人向けに、僕は、

     多様化しているんだったら、特化と言うこともあるわけだから、

     あとは、本当にちゃんと、いい音で、音楽を聴きたい人にために、

     パッケージがかかってもいいんじゃないかと、思ったりする訳で

林:うん、うん、なるほど。

角:逆に、まあ、そんなに、子ども相手に音楽をやっている訳じゃない

     子どもにも、聴いて欲しいし、女子高生にも聴いて欲しいし、

     女子大生にも聴いて欲しいけども、

     特に、そういう若い人たちに諂って作っている訳じゃないわけだから、

林:そうですね。

角:社会人がね、自分の楽しみとしてね、逆にそういう、

     投資する分には全く損のないものを、僕らが作ってあげるという事は、

     重要なんだけども、それで、下の連中がね、こう、なんか、

     羨ましがるというか、早く大人になりたいな、みたいな。

林:う~~~ん。

角:だから、そういう感じになると、

     また、いいのかな?って気がするんですけどね。


角:で、基本的には、だから、僕は、あのー、

     ブルーレイにしちゃえば良いんだと思うんです。

林:ほほう

角:ブルーレイは、基本的に、その何て言うんですか?コピー出来ない

     って言う原理がありますので、だから、まあ、そのブルーレイが、

     これから、やっぱ、そのメディアの・・・

     ブルーレイってば、映像のモノってなってますけども、

林:そうですね。

角:ブルーレイの方式のまんま、その音楽のソフトて言うものが、

     あっても良いんじゃない?だから、そこの中には、

      映像も見られるし、ライブ映像をおまけで入れたり、

     或いは、アーティストのジャケットの代わりに、

     こう何て言うんですか?静止画がバーッっとこう見られたりと・・

林:ふむ

角:で、後は、そのブルーレイがあの、今度、

     お茶の間のテレビが今度、えー、ネットに繋がる時代になってくると、

     ブルーレイってあのー、特定のサーバーと

     繋ぐためのキーディスクにもなり得るらしいんですよ、

林:ふーーーーーーん。

角:だから、そうすっと、そのブルーレイで、

     そのアーティストのチケットを買う。

林:おおおお。

角:とか、あのー、グッズを買うとか、まあ容量がデカイからこそ

     出来ることなんですけれども、

林:そうですね。

角:えー、そうなってくるとですね、やはりそのー、

     そのブルーレイ貸したくないよね?自分の、そのー、

林:そりゃ、そうですよね!

角:買い物のキーなんで。貸し借りもそんなにするって言うあれじゃない。

林:次第に無くなってくる・・・、そう言うのが良いですね!

角:そうなんです。だから、そのパッケージを持った以上は、

     そりゃアンタのものだからって言う・・・

林:なるほどね~。

角:機能を持たして行くっていう、ブルーレイだからこそ、

     あのー、可能なんじゃ無いかと。

林:そうですよ、だって、僕らの頃、レコードって27回以上聞いたら

     音が悪くなるって言われましたもん。

角:ぶはははははははは。

林:針を一回落とすのが、すごい、こう重要な事でしたから、

角:だから、そう、コピーをすると言うのは、僕らもカセットテープに

     レコード、コピーはしてましたけれども、

     それは、レコードを守る為だったのね。

林:そうです!自分のレコードを何回も廻したく無いから、

      テープに落として、そのテープを自分が

      擦り切れて伸びるまで聞いてたの。

角:だははは、そうそう。

林:で、もう一回コピーするって言う。

角:みたいなね?ええ、あのー、凄い、こう、

     パッケージを大事にするって言う、

林:なるほどね。貴重なモノにしていけや良いんですね?

角:そうそう、逆にね。

林:だって今、積んでありますものね?CDとか。

     まあ、これ、良くあのー、ラジオ局とか行くと、

角:そうなんだよね?

林:お前、

角松&林田:ふざけんなよっ!(笑笑笑笑)

林:って言う位、テーブルの上にCDが積んであるでしょ?

角:ひゃははははは。無造作に置いてある、

林:そう。あれ崩れても気にして無いでしょ?たぶんね?

角:ぶははははっはははははははは

林:あれ悲しいですよね。

角:悲しい、悲しい。いや、ホントにゴミの様にCDが、

     誰のCDか分からないけれども、

     まあ、CDがやっぱ無造作にされてますよね?

林:そうですね。大事にされて無いですね。

角:何か、そんな感じがしますよね。

林:うーん。

角:ありがたみが、だんだん、こう、無くなってくると言うか。

     だから、凄い、こう、もうね、何て言うの?

     ある意味、プライオリティの高いモノに逆にしてしまうと言うか。

林:それが、確かに、一番正しいと思いますね。

角:あのー、機器が発達したからこそ、

     それを逆手に取るって言うんですかね?

林:出来る事は、一杯増えてる訳ですからね

角:一杯、増えてる訳だから。何か、

     そう言うこともあっても良いんじゃないかな?って言う

林:サスガですね。

♪♪♪♪・・・・「 That  Old  Song 」 Ray Parker Jr.

角:最近、あの、若い人達との、交流も最近増えて来ていると言う

     話しも聞きますけれども、今の若手は、

     どんな感じに写ってるんですか?林田さんの中で、

林:まあ、僕は、そのー、仲良くしている子供達って言うか、

     若者達は、あんまり売れて無いんですよ。

     まだね、全体的にね。自分たちでツアーを組んで、ライブやったりとか。
 
      それも、えーと、ワンマンでは出来ないので、

      何バンドかで一緒にこう、旅をしてきたりとかしてる

     子達なんですけど。CDもまあ、一度は出してみたけど、

     やっぱりこう先細りになり、今は、「自主でレーベル作ってやる!」

     みたいな、そんな風になってる子達ばかり・・

     逆にそういう子達を見ていると、あのー、僕はこう一応、

     90年代だったので、凄いこうガーっと音楽業界が、

角:良い時ですよね?

林:バブルになってたんですよ。

角:僕らが音楽業界バブルって言うのは、バブルの崩壊の後、

     遅れてちょっとやって来たんですよね?あれね?

林:そうなんです。だから、2~3年は、その泡の中に居たんです、

     僕は。ブクブクブクブク。

角:うむ。

林:その辺は、こうだったんだよ?なんて話をしながら、今、

     お互い、こう辛い世の中って言うか、

     その音楽業界の中を見てて、頑張って行こうよみたいな

     話を色々しているんですけどね。

角:うむ。でも、僕らでさえ、こう、どうなっちゃうんだ?これ?

     って言う感じが・・・

     やっぱ若い連中は可哀想だなとかって思う・・・

     例えば、昔はレコード会社が、イチアーティストを

     例えばデビューさせますって話しになったら、

     えー、デビューさせる訳だから、ちゃんとやんなきゃって事で、

     最低5年は、辛抱した・・・

林:そうですね。

角:売れるまでね。投資する訳ですよ。

林:フム。

角:今、もう、一年・・・早けりゃ半年で

     「国へ帰ってください」みたいなね?

林:そうです。

角:あのー、えー、良い音楽であったとしてもよ?

林:一枚勝負ですね。

角:そう!!良い音楽であったとしても、たまたま、

     それが、こう、ビジネスにならなかった・・

     「はい、次行きます~」みたいな・・・

林:まあ、確かに音楽業界って言うのは、ビジネスをしなきゃ

      イケナイって言うことも、良くわかるんですけどねー。

      でも、一枚キリで何、どうやって結果が出せるんだと思いますもん。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジングル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・C M・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジングル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ♪♪♪ ”All I What Is Forever ” James J. T.Taylor  


角:ビッグヒットとかさ、そういうものも

     生まれづらくなってきてるし生まれたところでどうしたのっていう、

     その音楽がそれだけの影響力を持って

     歌は世につれ、世は歌につれ、っていう・・

     ああいう現象がなくなりましたね。

林:そうですね。だけど、みんな、気づいたら、

     みんな忘れ去ってしまっていて

     あれ?半年前、何が流行ってたかなって、覚えてないっていう感じですよね

角:各アーティストのファンとアーティストの間の世界で、

     名曲というのは存在するんですよ。

林:ああ

角:だから、全体の流れの中からみて、すべてのこうアーケードに

     対して存在する楽曲は生まれづらくなってる

     実はその、アメリカもそうですからね

     似たようなもんでございます。

     ただ、アメリカの場合は面白いなって思うのは、未だに

     カントリー&ウエスタンのアーティストがグラミー賞獲ったりするわけで

     ヒップホップとか、R&Bじゃなかったりするわけですよ

     それはアメリカの面白いとこだなって思うんですけど

     国がちっちゃいんだから、まあ、あるわけですよ

     1億何千万しかいないところでね、

林:絶対数が違うってことですよね。

角:アメリカと絶対数が違うんだから

林:そりゃそうですよね。

角:そういう商売はしてはいけないんだよね、はっきりいうとね

     でもどうあるべき?

林:でも、さっきみたいに、1枚に高い値段をとるっていう

      のいいと思いますよね。 やっぱCDとして。

      ほんとにほしい人は高い金出してでも買うっていうのが

     一番、僕は正しいような気がします。

角:やっぱりね、それだけやっぱり、僕らも、一生懸命スタジオで、

     細かに拘って作ってるわけですから、

     だから 変な話、洒落だと思って聞いてるひとも

     多いかもしんないけど、わかんない人もいるわけですよ。

     なんで、スピーカー2個あるか知ってんのか?
 
     ね、答えられないんですよ。

林:はあ

角:耳が2つあるからでしょ、みたいな。

     まあ、当たらずも遠からずなんですけども、そういうことはですよ

     僕が小学校中学校の時は、まだ、ラジオはモノラルだったんです

林:そうですね。

角:だから、スピーカー1個だった

林:はいはいはい

角:音楽を聴くのもそうでした。ラジカセそうでした

林:そうでした、1個でした。

角:それで、お金がある人は2個で聞ける。

     で、広がってる!っていうあの感動ね。

林:はい

角:だから、ウォークマン最初に聴いたとき、ぶっとんだもんね。

林:すごいですよね!右側にギターがいる。左側にハイハットみたいな。

角:こうなってたんだ!みたいなね。

     だから、まあ、そういうことなんですけど・・そういうことから、

     今はもう忘れられてるとこもあんですよ。

     だから、LRでパン振って、じゃあ、イスをどうしようかなって

     やってることがね徒労なの。

林:フフフフ、なるほど、そっかーー

角:そういう、例えばね、エデュケーションとか、

     啓蒙とかっていうのも大事だし

      ま、そういうことから、コツコツと。

      なんか、やってこうかなとかって思ってますけどねえ・・・・

 ♪♪♪ " You And I "          O'Bryan


林:でも、僕は、あれですね、自分が、アルバムをやっぱ作っていかないと

     やっぱ曲を書けないタイプなんですね。その人のためにも

     なので、自分のアルバムは絶対作らなきゃいけないし、ライブやんなきゃいけない

     そして、人に曲を書くことによって、また、

     自分の曲を聴いてもらえるように

     していくしかないなっていう手を、

     ずっと、続けているんですけども、まだ、もうしばらくは、

     これを続けるしかないなと思って、

     以前よりも、人の曲を書くことと、歌詞を書くことをやり始めました。

角:う~ん。

林:また。

角:だから、そのぉ、僕なんか、人に書きたいんですよ。曲。

     人に書きたいんだけど、話が来ない。(笑)

     僕も曲書きまからと言っておいてください。

林:じゃ、僕が一緒に角松さんの宣伝しておけばいいんですね。

林・角松:やります!やります!

林:角松さんやりますよ~。

角:やりますよ~!

林:はい。

角:韓流とか、書きてえなぁ~。(笑)

林:あぁ~いいですねぇ~~。

角:得意中の得意ですよね~。

林:いいじゃないですか。

角:あぁゆう感じって。そう思いません?なんか。

林:バッチリですよ。

角:僕なんか、得意中の得意じゃないですか。

林:バッチリですよ!やりましょう~!

角:ねえ、バンバン、ねぇ。そこで景気のいい感じになってきて、

     で、自分の作品は、拘って作る。

林:それがいいと思うんですよ。

角:って、まあ、いろいろ大変ですけど。

     これからもお互い頑張りたいと思います。30周年で、20周年。

林:はい。

角:10年こう、違いと言うのは、その、言っていること、

     感じていることは、指して違わないっていうのは、

     どうなんだろうねぇ~って言うね。

林:う~~ん。

角;その、業界のその流れとしてね。

林:そうですね。

角:だから、この、10年の差がないくらい、閉塞しているというか、

     差がないというか、

林:そうですね、先に進めてないですよね。

角:全く進めてないっていうね、

林:う~~ん。ずっと、停滞したままで、崩壊に向かっているという

     状態ですからねぇ~。

角:そうだよねぇ~。

     だから、いっそ無くしてしまえって言うところに、

     行けないところに、またね、、、

林:どうなって行くんでしょうかねぇ~

角:わかりませんけどねぇ~。

林:でも!曲は書きますよ!!

角:でも、書きますよ。はい。

林:ウフフフ・・・

角:いっぱい書きますよ!はい!

林:言ってらして結構よ~って。

角:言ってらしてくださいね~。はい。って言う訳でございまして、

林:はい。

角:良いお年をお迎えください。

林:アハハハハハ!!良いお年を~。

角:ODAKYU SOUND EXPRESS。今夜は特別企画、

     角松敏生VS林田健司、バーサスでもなかったですけどね、

     え、「ラジオ対談、日本の音楽業界を斬る」お届けしました。

     え~、かなりちょっと、マニアックな話題も出てきましたけども、

     え~、まぁ、僕と林田君ならではと言う、感じではないでしょうか。

     え~、今回の内容に対する、皆さんからのご意見、

     メールにてお待ちしております。

     アドレスは、 kadomatsu@tfm.co.jp       kadomatsu@tfm.co.jp です。

     では、また、来週の土曜夜9時。

     TOKYO FMでお会いしましょう。

      お相手は角松敏生でした。

  


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